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PythonでRedmine APIを操作する方法:チケット情報を取得しよう

PythonRedmine APIを操作する方法(初心者向け)

はじめに

PythonRedmine APIを操作することで、チケット情報の取得・更新・登録を自動化できます。本記事では、Redmine APIの基本と、Pythonを使った操作方法を初心者向けに解説します。

Redmine APIとは?

Redmine APIREST API)を利用すると、外部システムやスクリプトからRedmineのデータにアクセスできます。APIを使うことで以下の操作が可能です。

  • チケットの取得・更新・作成
  • プロジェクト情報の取得
  • ユーザー情報の管理
  • 添付ファイルのアップロード など

APIを利用するためには、APIキー を発行し、認証を行う必要があります。

事前準備

1. Redmine APIの有効化

Redmineの管理画面で以下の設定を行います。 1. Redmineに管理者権限でログイン 2. 「管理」 → 「設定」 → 「認証」タブを開く 3. 「REST APIを有効にする」にチェックを入れる

2. APIキーの取得

  1. Redmineにログインし、個人設定 を開く
  2. APIアクセスキーを表示」をクリックし、表示されたキーをコピー

PythonRedmine APIを使う

必要なライブラリのインストール

PythonRedmine APIを扱うには、python-redmineライブラリを利用します。以下のコマンドでインストールしましょう。

pip install python-redmine

API接続の基本設定

PythonスクリプトRedmine APIに接続するコードを記述します。

from redmine import Redmine

# RedmineのURLとAPIキーを設定
REDMINE_URL = "https://your-redmine.com"
API_KEY = "your_api_key"

# Redmineに接続
redmine = Redmine(REDMINE_URL, key=API_KEY)

# 接続確認
try:
    user = redmine.user.get('current')
    print(f"ログインユーザー: {user.firstname} {user.lastname}")
except Exception as e:
    print(f"接続エラー: {e}")

チケット情報の取得

特定のチケット情報を取得

以下のコードで、特定のチケットIDを指定して詳細情報を取得できます。

# チケットIDを指定
ticket_id = 12345

# チケット情報を取得
try:
    ticket = redmine.issue.get(ticket_id)
    print(f"チケットの件名: {ticket.subject}")
    print(f"ステータス: {ticket.status.name}")
    print(f"担当者: {ticket.assigned_to}")
except Exception as e:
    print(f"エラー: {e}")

プロジェクトのすべてのチケットを取得

プロジェクトIDを指定して、すべてのチケットを取得できます。

# プロジェクトIDを指定
project_id = "my_project"

# チケット一覧を取得
try:
    issues = redmine.issue.filter(project_id=project_id)
    for issue in issues:
        print(f"[{issue.id}] {issue.subject} - {issue.status.name}")
except Exception as e:
    print(f"エラー: {e}")

まとめ

Redmine APIを有効化し、APIキーを取得する
python-redmineライブラリを使ってRedmineに接続する   ✅ チケット情報を取得し、プロジェクトの管理を自動化する  

次回の記事では、Redmine APIを使ってチケットを更新・新規作成する方法 を紹介します。ぜひ活用してみてください!