プログラミング言語別に見るカジュアルな表現
はじめに
エンジニアの世界では、特定のプログラミング言語を使う人をカジュアルに表現する呼び名が存在します。
「Pythonista」や「Rubyist」など、一部は公式にも使われていますが、その他にもコミュニティ内で生まれたユニークなものがたくさんあります。
本記事では、さまざまなプログラミング言語ごとの呼び方と、その背景を紹介します。
1. メジャーな言語のエンジニア呼称
🐍 Python → Pythonista(パイソニスタ)
Pythonユーザーを指す代表的な呼び名で、「Python + -ista(〜する人)」の組み合わせ。
Appleの公式アプリ「Pythonista」でも採用されており、広く認知されています。
💎 Ruby → Rubyist(ルビイスト)
「Rubyを使う人」を意味し、Rubyコミュニティでは一般的な呼び方。
RubyKaigiなどのイベントでも頻繁に使われます。
☕ Java → Java Developer / Javist(ジャビスト)
「Java Developer」が一般的ですが、海外では「Javist」という表現も見られます。
ただし、他言語ほどカジュアルではないため、あまり使われないことも。
🏗️ C++ → C++er(シープラプラ―)
C++を使う人を「C++er」と呼ぶことがあります。
発音しにくいせいか、そこまで広まっていませんが、たまに見かけます。
🌍 JavaScript → JavaScripter / JS Dev
「JavaScripter」は文字通り「JavaScriptを使う人」。
一方で、「JS Dev(JavaScript Developer)」もよく使われます。
🦀 Rust → Rustacean(ラステーシャン)
「Rust + Crustacean(甲殻類)」が由来で、Rustの公式マスコットであるカニの"Ferris"と関連しています。
Rustコミュニティではよく使われる呼称。
🐘 PHP → PHP Developer / PHPist(フィーピーエイチピイスト)
「PHP Developer」が主流ですが、「PHPist」という呼び方もたまに見られます。
2. ちょっとマイナーな言語のエンジニア呼称
🦆 Go → Gopher(ゴーファー)
Goの公式マスコット「Gopher(ホリネズミ)」が由来。
Go開発者の間では一般的に使われています。
🦎 Lua → Luan(ルアン)
あまり知られていませんが、一部ではLuaユーザーを「Luan」と呼ぶことがあります。
🧮 Kotlin → Kotliner(コトリナー)
「Kotlin + -er」の組み合わせで、Kotlinコミュニティではそれなりに見かけます。
🔵 TypeScript → TypeScripter(タイプスクリプター)
「JavaScripter」に倣った表現で、「TypeScriptを使う人」を指します。
3. ネタっぽいエンジニア呼称
🖥️ C → C Hacker(シー・ハッカー)
C言語のガチ勢を指すことが多いですが、他の言語よりもカジュアルな呼び名が少ないのが特徴。
🏛️ COBOL → COBOL Cowboy(コボル・カウボーイ)
COBOLエンジニアが少ないため、ネタ的に「COBOL Cowboy」と呼ばれることも。
🟣 LISP → Lisper(リスパー)
LISPユーザーを指す呼び名で、意外と昔から使われている。
🦕 Deno → Denovian(デノビアン)
Denoのユーザーを指す造語。「Denovian era(デボン紀)」と掛けたネーミング。
4. まとめ
プログラミング言語ごとに、エンジニアの呼び名には個性があります。
PythonistaやRustaceanのように定着しているものもあれば、COBOL Cowboyのようなジョーク寄りのものまで多種多様。
こうした呼び名を知っておくと、海外のフォーラムやエンジニア文化をより深く理解できるでしょう。
他にも面白い呼び名を見つけたら、ぜひコメントで教えてください!